「京都コンサートホール」について
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京都コンサートホールとは
京都コンサートホールは,「世界文化自由都市宣言」の理念のもと,平安建都1200年を記念して京都市が建設した音楽専用ホールです。1995年10月15日,パリ管弦楽団の演奏で,杮落としを行いました。設計者は,2019年に「建築界のノーベル賞」ともいわれる「プリツカー賞」を受賞した磯崎新氏です。また,京都コンサートホールは,日本唯一の自治体直営オーケストラとして,1956年に創設された,京都市交響楽団の本拠地でもあります。
大編成のオーケストラと大規模な合唱団でも演奏可能な1,833席の⼤ホールと,室内楽など⼩編成での演奏会に最適な510席の小ホール(アンサンブルホールムラタ)があります。京都市営地下鉄北⼭駅に隣接し,アクセスも良く,周辺には京都府⽴植物園,京都府⽴陶板名画の庭,京都府立京都学・歴彩館や京都府⽴⼤学といった北山文化ゾーンの一画に立地しています。※写真をクリックすると、該当施設の説明ページへ遷移します。
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ごあいさつ
2020年、京都コンサートホールは開館25年を迎えました。
当ホールは、「世界文化自由都市宣言」の理念を音楽芸術の分野で具現化することを目的とし、平安建都1200年記念事業の一環として建設されました。以来、音楽・文化・人を結ぶ公共ホールとして歩みを進めてまいりましたが、これからも地域に根差したプログラムを提供していく所存です。京都市交響楽団はもちろんのこと、国際的な音楽家・演奏団体を招く事業、地元アーティストを積極的に登用する京都ならではの独自企画、そして京都市ジュニアオーケストラの活動支援など、バラエティに富んだ事業を展開してまいります。
高い美意識と精神性に支えられた文化の集積地として、世界中から常に注目を集めてきた文化芸術都市・京都――この地にふさわしく、賑わいに満ちた「クラシック音楽の殿堂・京都コンサートホール」にどうぞご期待ください。
新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、様々な活動が制約され、閉塞感が漂います。今は一日も早い終息を願い、静かに力を蓄えたいと考えております。皆様に喜んでいただけるコンサートをお届け出来るその時まで。皆様のご来場を心からお待ちしております。令和2年4月1日
京都コンサートホール 館長 広上 淳一