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京都コンサートホール25th

京都コンサートホール開館25周年記念特別企画
Kyoto Concert Hall 25th Anniversary

1995年10月12日、
京都コンサートホールは開館しました。

1995年10月12日、ここ京都・北山の地に京都コンサートホールは開館しました。

京都コンサートホールが無事に四半世紀を迎えられたのは、京都市民の皆様、演奏家の皆様、ホールに足をお運びくださった皆様、そして関係者の皆様のおかげです。

25年前、京都コンサートホールはどのように誕生したのでしょうか。
このサイトでは、写真や記事と共に京都コンサートホール誕生の瞬間を振り返ります。

同時に、2020年、開館25周年を祝福して企画した記念事業の数々もあらためてご紹介します。

今年、開館当時の杮落としに負けないくらい華やかな音楽がホールに響く予定でしたが、
新型コロナウイルス感染症を前に、そのほとんどが中止・延期となりました。
しかし、開館25周年を祝福する私たちの気持ちに変わりはありません。

25年前も、現在(いま)も、そしてこれからも、
京都コンサートホールは皆様の「クラシック音楽の殿堂」であり続けます。

25周年に寄せて

磯崎 新

建築設計 磯崎 新

開館25周年、おめでとうございます。

「いい音が響いてほしい」
京都コンサートホールは、これだけを願い、設計しました。

コンサートホールとは、それ自体が響きを生みだすひとつの大きな楽器です。
それは、「Hyper Instrument(超楽器)」と呼びうる囲われた空間だといえます。

建築内部が、相互に音響を伝達しあい、空間全体に「響き」が充満し、デジタライズしてしまった現代の音響理論がまだ到達できていない演奏空間となる。

数々の楽器の演奏者がアンサンブルをつくりだす舞台としての場だけでなく、
この空間の内部にいる聴衆も、全身体感覚を通じて「聴く」ことができるのです。

「いい音が響いてほしい」
そう願っています。

2020年10月12日

磯崎 新

(c)Arata Isozaki

磯崎新氏による外観のスケッチ ©︎Arata Isozaki

京都コンサートホール
開館25周年に寄せて

広上 淳一

京都コンサートホール 館長京都市交響楽団第13代常任指揮者兼芸術顧問広上 淳一

2020年、京都コンサートホールは開館25周年を迎えました。
そのような節目の年に京都コンサートホールの館長に就任したのも、何か不思議な縁のように感じます。

今年は25周年にふさわしい、特別な記念事業を準備しておりました。関西最大級のコーラスフェスティバルや京都市交響楽団を起用したコンサート、京都ならではの邦楽公演や著名な海外オーケストラ公演など、それらが開催できていれば、さぞ華やかな一年になっただろうと思います。しかしながら、新型コロナウイルス感染症により、そのほとんどが中止・延期となってしまいました。またこの恐ろしい感染症によって、我々の価値観は覆り、クラシック音楽やコンサートホール、そして音楽家やオーケストラなどの存在意義を改めて考え直さざるを得なくなりました。

この記念サイトは、1995年の開館時を振り返ると同時に、25年後の現在(いま)を見つめ直す目的も持っています。四半世紀という歴史の重みをあらためて感じ、「これからの京都コンサートホール」のあり方も考えていきたいと思っています。

これからも開館当時の想いを胸に、「クラシック音楽の殿堂」を体現すべく、音楽との素晴らしい出会いを皆様にご提供していく所存であります。一層のご支援を宜しくお願いいたします。

2020年10月12日

広上 淳一

本サイトでは、開館時の1995年を振り返るとともに、
2020年に開館25周年を記念して企画した事業をご紹介します。

まず「1995年」のセクションでは、当時さまざまなメディアに掲載された記事などを振り返り、
京都コンサートホールの開館時の模様をお届けします。
またオープニングシリーズとして企画された華々しい40公演の中から、
ハイライトで写真をご紹介します。

そして「2020年」のセクションでは、開館25周年記念事業の数々をご紹介いたします。