「一枚入魂!」――2018年度京都コンサートホール年間パンフレット

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京都コンサートホール

2018年度京都コンサートホールの年間パンフレットが出来上がりました!
実を言うと、初めてこの現物を手に取った時、複雑な気持ちになりました…。
――それは何故か?
『無事に印刷から上がってきてくれた』という安堵の気持ちと同時に『あぁ、実際はどのように出来上がったのだろうか…』という猛烈な不安に襲われたからです。
それくらい、わたしたちは愛情と情熱を込めて、このパンフレット制作に取りかかっていました。

わたしたちが印刷物を制作する時、どれだけ小さいものであろうと、細部まで注意を払います。
与えられたスペースは限られていますから、その中でどんな言葉を使えばホールの良さが伝わるか、どんな写真を使えば「このコンサートに行きたい!」と思ってもらえるか、考えに考えを重ねます。
たとえばキャッチコピーを決める時、ダラダラと長い文章だったら伝わりにくい。漢字ばかりだったら固い印象になるし、ひらがなばかりでも読みにくい。見る人の心をぎゅっと掴むことの出来るような言葉を、四六時中考えるのです。

「京都コンサートホール」は喋ることが出来ません。自己アピールももちろん出来ません。
その代わりにわたしたちが皆さんに対して、ホールの良いところやキャラクターを「的確に」お伝えしなければいけないのです。
ですから、今回の年間パンフレット制作のときも、ああでもないこうでもないという議論を何度も重ねました。
特にパンフレットの表紙は、2018年度京都コンサートホールの「顔」になると言っても過言ではないですから、納得出来るものが出てくるまでデザイナーさんと一緒に話し合いました。

そして出来たものが、下の写真です。
キャッチコピーは「感動の一歩先へ」。
ありきたりの「感動」の先にある、まだ見ぬ新しい音楽との出会い。
その「感動」の先にある出会いが、ここ京都コンサートホールで生まれてほしい。
そんな無限の可能性を表現してみました。
いかがでしょうか?

ところで、このパンフレットを手に取った、とある人からこう尋ねられました。
「感動の一歩先には何があるん?」
わたしはすぐさま、こう答えました。
「それを確かめに来て欲しいねん!」

皆さまもぜひ、「感動の一歩先」を確かめに京都コンサートホールへお越しくださいね!(た)

*2018年度京都コンサートホールの年間パンフレットはココからダウンロードいただけます。