京都コンサートホール25周年記念グッズ
京都コンサートホール×京都の伝統的工芸品コラボグッズ
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25周年記念グッズ
京都コンサートホールは2020年に開館25周年を迎えることを記念して、京都の若手の伝統的工芸品作家とコラボし、オリジナルグッズを発売します。
今回のコラボは地方独立行政法人京都市産業技術研究所 京もの担い手プラットフォームによる京都の伝統産業製品「京もの」の製作に携わる若手担い手とのマッチングで実現しました。
京もの担い手プラットフォームについては「京もの担い手プラットフォーム」を検索! -
コラボした作家さんについて
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~京扇子編~
今回製作していただいた作品は、
京都コンサートホールのパイプオルガンをイメージしてデザインされた幾何学的な模様。
幾何学的ながら、職人の手作業によって、機械では表現できない味や華が生まれます。京扇子の大きな特徴として「分業制」が挙げられます。
扇子の紙をつくる人、扇骨を作る人、、、それぞれの作業をプロフェッショナルな職人の手によって行われ、一本の扇子に多くのプロたちの技術、思いが込められています。そして京扇子の大きな特徴、「箔を使ったデザイン」
箔押し加工を担当された米原さんによると、扇ぐ扇子では珍しく、舞の扇子で使う技法をたくさん使っており、アシンメトリーに場所を限定して柄が入ったモダンなデザイン。中央に柄を入れるよりも難しいそうです。手作業ならではの味や華があります。 「〇=優しい印象」の形状の扇と「□=安定・安心の印象」のパイプオルガンをデフォルメしたデザインは相性がよく、扇子らしさが際立つ逸品になりました。
扇ぐのはもちろん、鑑賞用にもぴったりなので、お家に飾ってコンサートホールで過ごした時間(とき)を思い出しながら楽しむのも素敵ですね。今回は特別に、米原さんが製作される別作品の製作風景も見せていただけました。
産業を廃れさせないためには、後継者も必要だし、消費者も増やす必要がある。
技術の進歩でできることが増えた一方で伝統産業としてどこまでしていいのかという課題。
伝統を守りつつ、新しい挑戦を続ける職人の熱い思いがそこにありました。 -
~清水焼編~
作業工程のうち、
成形→高台を削る→乾燥→鉛筆で下書き→撥水剤を塗る→下書きに沿って針で彫る→絵具を埋め込む象嵌作業→素焼き
その後の下絵付け作業の様子にお邪魔しました。コンサートホールの外観をイメージした柄は、プロムナードの池の水面(みなも)や、建物の幾何学的な外観から生まれました。モザイクのように釉薬を組み合わせられ、土の素朴で柔らかい雰囲気が特徴です。
一方、音楽からイメージされた、カラフルで楽しい、デフォルメされたお花が五線の上に音符のように乗せられた模様。こちらは、半磁器を使用し、色が付きにくく、つるっとした光沢が特徴的です。
裏側もかわいいです!
今村さんの
“使っていて楽しい気持ちになってほしい、お菓子やアクセサリーをのせたり、普段使いをして、お家に帰ってきて楽しかったコンサートを思い出しながら使ってほしい”
という思いが込められています。 -