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京都市ジュニアオーケストラ

Kyoto Junior Orchestra

ジュニアオーケストラメンバー・インタビュー
山﨑祥恩さん
(第16回コンサート・ソリスト)

◆山﨑さんについて

――自己紹介をお願いします。

 2004年生まれの16歳です。現在、京都市立京都堀川音楽高等学校(以下、堀音)の1年生です。堀音に入ったのは、ヴァイオリンの上手い憧れの先輩のように演奏ができるようになりたいと思ったからです。

――これからどんな演奏家になりたいですか?

 まだ将来のことは考えられないです。練習はあまり好きではないのですが、人前で演奏することが昔から好きで、演奏会の本番も好きです。
 先日のことですが、高校に入って最初の前期試験ではシベリウスのヴァイオリン協奏曲の第3楽章を演奏しました。ピアノの伴奏者や譜めくりをお願いしたのが仲のいい同級生でリラックスしすぎたせいか、緊張感がなさすぎて上手く演奏できませんでした。この時に改めて緊張感を保つことが大事であることを学びました。

山﨑祥恩さん

◆自粛期間中の活動について

――コロナ禍でのSTAY HOME中はどうやって過ごしていましたか?

 学校にも行けないので、自宅でひたすら個人練習をしていました。弟は受験勉強をしていたので、二人とも自宅にひきこもっているような状況でした。
 せっかく音楽高校に入ったのに、合奏もできず、同級生と音楽の話もできず、ただ自宅で一人だけで練習するということにとても寂しい気持ちでした。

――学校が再開してからはどうですか?

 6月から高校への登校が始まったのですが、その時は分散登校でした。それでも同級生と音楽を一緒にできるということにすごく幸せを感じました。

◆京都市ジュニアオーケストラ(以下「KJO」)での活動について

――KJOの活動はどうですか?

 2015年からで、11歳(小学校5年生)の時にKJOに入団しました。中学3年生の受験の時を除いて、今回で5回目の参加です。入団1年目の定期は、メインがチャイコフスキーの交響曲第5番でした。その時は前半の小さな曲だけの出演でしたが、この曲をその時初めて知ってそれ以来ハマっています。
 あと、これまでのKJOでの活動で一番思い出深いのは、ベルリオーズの幻想交響曲ですね。

◆今回の演奏会について

――今回の演奏会は団内でのオーディションに合格してソリストとしても出演しますね。

 はい。これまでコンクールなどではピアノ伴奏でソロ曲を演奏したことはあるのですが、オーケストラでソリストとして演奏するのは初めてで、とても楽しみにしています。
 高校では友達が、演奏会のチラシを学校に勝手に貼って宣伝してくれているのですが、正直少し照れくさいですね。
 今回演奏するバッハは、モーツァルトにも共通しますが、楽譜としての難しさよりも音楽的に正確なピッチ(音程)などがシビアに求められるので、演奏者にとって難しい作品だと思います。

――コンサートに向けての意気込みを聞かせてください。

 これまで自分が演奏してきたソロは、コンクールや発表会など、自分が学んだことを先生や保護者に披露するもので、いわば「自分主体」のものでした。今回は、自分のためだけでなく、演奏会に足を運んでくださったお客様が「演奏を聴いてよかった」、「いいなぁ」と感じてもらえるよう練習に励んでいます。そして、与えられたこの機会を大切にしたいと強く思います。
 以前に観た、パガニーニを主役にした映画で、彼の演奏に酔っている聴衆を見て、音楽はジャンルを問わずエンターテイメントなんだと思いました。バッハも当時は貴族を楽しませるために曲を書いたのだろうなと思う時もあります。だから自分も演奏を楽しみながら、聴きに来てくださる方に、一人でも多く楽しんでもらいたいと思っています。

――ありがとうございました。

山﨑祥恩さん