オルガンの設置および規模・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
京都コンサートホールのオルガンの設置位置は、ステージ後方の客席から見てホールデザイン上、右寄りとしています。手鍵盤に属するパイプはホール中央にあり、ペダル鍵盤に属するパイプは、右端に配置しております。また、オルガンのストップ(音色)数は90ストップあり、パワーの出る設計をしています。
ストップリスト(ディスポジション)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドイツ系とフランス系のパイプを備えており、世界でも例のない音楽表現が出切るようにしており、ドイツ的な音色は赤字で表示し、フランス的な音色は黒字で表示しています。また、和楽器の尺八、笙、しちりき、篠笛の音色等日本の伝統的音楽をオルガンで効果的に表現できるようにしており、日本の音色は緑字で表示しています。
演奏台・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2台の演奏台があり、1台はオルガン本体に取り付けられたタイプで、トラッカー方式といい、ほとんどのパイプオルガンはこのタイプです。もう1台の演奏台はステージ上に置かれるもので、リモート式コンソールですので、全てが電気式で、オルガン本体に信号を送り、オルガン本体を鳴らします。
2種類の送風システム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
通常コンサートホール等に備え付けられている現代的なオルガンは、ファンから送られた風を空気溜めに入れ、圧力を一定にして各パイプに風を送るようにしていますが、西洋諸国にある古典的なオルガンは、大型のふいごを複数持ち、風の使用量に応じて交互にふいごをふくらませて呼吸をしているようなかぜを送り込むよう作られています。京都コンサートホールのパイプオルガンにはこの両方の方式を取り入れており第1、第2手鍵盤について風の切り換えが出来、これによる音色の変化は、音楽表現のうえで、大変意義のあることと思っています。