世界文化自由都市宣言の具体化事業として、また、平安建都1200年記念事業として
建設しました京都コンサートホールには、大型のパイプオルガンを設置しています。
パイプオルガンは、その起源をたどれば、紀元前3世紀に最初の原型が制作されており
極めて歴史の古い楽器であり、中世から近世にかけて、キリスト教等と密接な関係をもって発展してきたため、
欧米では教会での礼拝や集会等でオルガンに接する機会も多く、比較的身近な楽器として親しまれています。
日本におきましては、このような宗教的背景に乏しく、教会のオルガンに接する人は、
ごくまれでありましたが、昭和50年代から、文化施設の拡充で各地にホールが誕生し、
パイプオルガンもより身近になってきており、多彩に活用されております。
京都コンサートホールに設置しましたオルガンは、オルガン史におけるドイツ様式と
フランス様式を独創的に統合したもので、規模的にも90ストップと国内最大級であり、
加えて世界でも始めての試みである尺八、篠笛等の
伝統的和楽器のストップも備えた意欲的なオルガンです。